人間関係の悩みが多い看護師

社会人として働き始めると、どこの職場でも人間関係のトラブルは少なからずあるものだ。しかし、看護師の場合、夜勤など不規則勤務でストレスを感じやすいことから、特に人間関係がぎくしゃくしやすい傾向にある。
たとえば、周りの同僚と仕事のやり方が合わなかったり、先輩看護師の価値観が正しいとされて自分の意見が通らなかったりといった悩みが多い。また、新人の看護師の場合には、先輩から嫌な仕事をすべて押し付けられるなど、理不尽なことも起こるだろう。
そもそも看護師は、命に関わる特殊な仕事であるうえに女性が多い職場であることから、人間関係に影響しやすいのだ。

こうした人間関係のトラブルを解消するには、理不尽なことがあれば我慢するのではなく、信頼できる上司に相談することが大切となってくる。相談する際は決して感情的に訴えず、自分の悩みを客観的に述べることがポイントだ。感情をむき出しにして訴えると、上司の自分への印象が悪くなってしまう。
さらに、自分の悩みを冷静に客観的に伝えることで、上司に本当に悩んでいるのだと感じてもらいやすくなる。
そのほかにも、職場にいろいろと相談できる同僚を見つけ、何かあれば自分の気持ちを聞いてもらうことも欠かせない。看護師の職場では、ずっと1人で悩みを抱えていると、精神的にも身体的にも辛くなる。日頃の悩みを伝えて自分の辛さに共感してもらうだけで、ストレス軽減につなげられるのだ。
しかし、人間関係の悩みを抱えやすいとはいえ、実際には働きがいもあるのが看護師の仕事だろう。人の役に立てたり、給料が高めだったりと看護師として働く魅力も多いのだ。